「感性とビジネスセミナー」は、現代のビジネス環境で感性が果たす重要な役割に焦点を当てたイベントです。このセミナーでは、日本感性工学会の最新研究成果を紹介し、感性がビジネス戦略にどのように組み込まれるかを探求します。
感性は単なる感情や好みだけでなく、製品やサービスのデザイン、顧客体験、広告戦略など、ビジネスのあらゆる側面に影響を及ぼします。このセミナーでは、感性の定義とビジネスへの重要性について議論し、日本感性工学会の専門家が感性に関する最新研究成果を共有します。
参加者は感性工学の手法や顧客志向のデザインアプローチを学び、製品やサービスの開発段階から感性を考慮するスキルを磨きます。感性がビジネス成功にどのように寄与するかに焦点を当て、感性をビジネス戦略に組み込む方法を探求します。
セミナーでは実際のビジネスケーススタディも取り上げ、感性工学のアプローチが企業の成功にどのように貢献したかを具体的に示します。また、参加者同士のネットワーキングとディスカッションセッションを通じて、感性に関するアイデアやベストプラクティスを共有し合う機会も提供されます。
このセミナーは、感性をビジネス戦略に取り入れ、競争力を高めたいビジネスリーダーやデザイナー、研究者にとって貴重な場であり、感性工学の専門家からの洞察と実践的なアドバイスを通じて、参加者は感性をビジネスに統合し、市場での成功に向けてスキルを向上させるでしょう。
日本感性工学会は、感性に焦点を当てた専門団体で、感性工学に関する研究と実践を推進しています。この組織は、広範な分野の専門家と関係者で構成され、感性工学の多様な側面に取り組んでいます。会員は感性評価、デザイン、工学、心理学などの分野における研究成果を共有し、定期的な学術会議やセミナーを通じて知識とアイデアを交換します。また、日本感性工学会は感性工学の原則と手法をビジネスや産業に応用するサポートも提供し、製品やサービスのデザインに感性を組み込み、市場競争力を向上させる企業に貢献しています。組織は感性工学に関する知識の普及と啓発にも注力し、学術論文、セミナー、ワークショップ、教育リソースを提供しています。日本感性工学会は、現代のビジネスとデザインにおいて感性が中心的な役割を果たす状況で、専門家と関係者が感性工学の分野における知識の発展と普及に貢献しています。
・ビジネス戦略の感性アプローチを学びたい経営者
・製品デザインや広告の感性要素を強化したいマーケター
・顧客体験向上を追求するデザイナーとエンジニア
第1部:はたらく人の”ワクワク感”に関する研究 ~ワクワクを数値化/指標化する~
井上 亮太郎氏
株式会社パーソル総合研究所 上席主任研究員
第2部:価値志向のデザイン ~センスに依存しない顧客価値を高めるデザイン生成・評価のプロセス~
加藤 拓巳氏
明治大学商学部専任講師
株式会社パーソル総合研究所
上席主任研究員
大手総合建材メーカーにて営業、マーケティング、PMI(組織融合)を経験。その後、学校法人産業能率大学に移り組織・人材開発のコンサルティング事業に従事した後、2019年より現職。人や組織、社会が直面する複雑な諸問題をシステマティック&システミックに捉え、創造的に解決するための調査・研究を行っている。
明治大学 商学部
専任講師 / 博士(経営学)
慶應義塾大学 理工学部 管理工学科, 筑波大学ビジネス科学研究科修士課程,同博士課程修了。三菱電機株式会社,本田技研工業株式会社(Honda) チーフ・アナリスト,埼玉大学 経済経営系大学院 専任講師を経て2022年より現職。実務では,商品企画とブランドマネジメントに従事し,Hondaでは,NBOX, ACCORD, VEZEL, STEPWGNなどを担当。研究では,企業や自治体のマーケティングの現場の課題に基づいた,価値づくりをテーマとして一貫して取り組む。パナソニック株式会社, 日本電気株式会社, 株式会社クロス・マーケティング, M-Force株式会社, 高知県 アドバイザー.SN Business & Economics (Springer), Humanities & Social Sciences (Nature)の編集委員, 経営情報学会の理事を務める。